一番風呂が体に悪いといわれていますが、本当なのでしょうか。
一番風呂って、きれいなお風呂に一番先に入れるので、得した気分になりますよね。
しかし、そこが落とし穴、一番風呂にはリスクが伴うんです。
ここでは、なぜ一番風呂が体に悪いのか、またそれを避ける対策などを紹介していきます。
目次
なぜ一番風呂が体に悪いの?

一番風呂が体に悪いといわれている理由には、いくつか根拠があります。
一つ目は、温度差です。
湯船にお湯をはったばかりでは、浴室が十分に温まっておりません。
特に冬場など、衣類を脱いで、急に寒い浴室に入ることによって、ヒートショックをおこしてしまう危険性があるんです。
最悪の結果、心筋梗塞や脳血管障害をおこしてしまう危険性も高まります。
また、一番風呂は、まだ湯船の温度が安定しておりません。
熱くなりすぎていたり、十分に沸いていなかったりなどして、お湯につかった時の心臓への負担が大きくなる危険性があるんです。
二つ目は、さら湯が体に悪い。
一番風呂に入った時に、よく体がぴりぴりするという経験をしたことはないでしょうか。
さら湯は不純物が少ないため、お湯の熱が直接お肌に伝わってきてしまうんです。
お湯の熱が直接お肌に伝わってくることによって、体への負担も大きくなり、お肌の余分な皮脂やミネラルなどを奪ってしまいます。
三つ目は、塩素です。
水道水には、消毒するために塩素が使われています。
この塩素がまた厄介で、皮膚にも悪い影響を与えてしまうんです。
塩素は、皮膚のビタミンやミネラル分を奪って、乾燥肌になりやすくしてしまうんですね。
特に、乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎の方は、注意が必要です。
塩素が肌荒れの原因に?
「世界一受けたい授業」という番組の中で、塩素が肌荒れの原因になるという検証実験がありました。
同じ人が10分間、一番風呂と二番風呂にそれぞれ手を浸したときの検証実験です。
・肌のキメが荒い
・肌の状態が荒れている
・肌のキメが細かく整っている
・肌の状態は健康
この検証実験から、いかに一番風呂が体に悪いか、おわかりでしょう。
一番風呂が体に悪いといわれている理由をいくつかあげてみました。
特に、高齢者の方は、温度感覚が鈍っていたり、体温調整なども衰えていますので、一番風呂には入らないほうがいいでしょう。
それでは、体に悪いといわれる一番風呂を少しでも改善する対策をいくつか紹介いたします。
体に悪いといわれる一番風呂を少しでも改善する対策
温度差の対策
特に冬などに有効です。
・脱衣室を温めておく。
・湯船のお湯を事前によくかき混ぜて温度を確認する。
・シャワーで浴室を温めておく。
温度差を少しでも解消できますので、面倒でも試してみてください。
さら湯、特に塩素の対策
さら湯、特に塩素の対策をご紹介します。
・入浴剤(特にビタミンCがはいっているもの)を入れる。
・みかんの皮やゆずを入れる。
・レモン汁をスプーン1杯入れる。
ビタミンCには、塩素を減らす働きがありますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
一番風呂は気持ちいいと思っていても、意外なところに体に悪い影響があるものです。
少しでも温度差をなくす工夫をしてみたり、さら湯を避けるなどいろいろ工夫して、体を労わってあげてください。
特に高齢者の方が一番風呂に入ることがないように、配慮してあげるのも大事なことかもしれません。
抵抗力のある若い方が一番風呂に入ってあげて、、次に入る方の体への負担を軽減することも、ひとつの方法かもしれませんね。
お風呂に入っているときに、人の視線が気になるという方は、こちらの記事を参考にしてください。
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