電気メーターの場所がわからない方必見!戸建て・マンション別の見つけ方と確認ポイント

あなたは「電気メーターがどこにあるのかわからない」と困ったことはありませんか?結論、電気メーターは戸建てなら玄関付近の外壁、集合住宅なら共用廊下のメーターボックス内に設置されています。この記事を読むことで電気メーターの探し方や見分け方がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.電気メーターの基本的な設置場所と見つけ方

1.電気メーターの基本的な設置場所と見つけ方

戸建て住宅での電気メーター設置場所

戸建て住宅では、電気メーターは基本的に建物の外壁に設置されています。

設置場所を決める際には、電力会社の規定により以下の条件が定められています。

・地表上1.8m~2.2mの高さに設置すること

・引込線を取り付ける位置と引き込み口の間に設置すること

・検針がしやすい道路から見える位置であること

最も多い設置場所は玄関の近くの外壁です。

電柱から引かれている電線をたどっていけば、電気メーターの位置を特定できます。

その他によくある設置場所として、勝手口付近の外壁や、建物の側面、裏側に設置されている場合もあります。

近年普及しているスマートメーターでは、通信機能により遠隔検針が可能になったため、道路から見えない位置に設置されることも増えています。

マンション・アパートでの電気メーター設置場所

集合住宅では、電気メーターは共用廊下のメーターボックス内に設置されています。

メーターボックスは通常、各住戸の玄関扉付近にあり、図面上では「MB」と表記されています。

メーターボックスの扉は鍵がかかっておらず、検針や緊急時の点検のために誰でも開閉できるようになっています。

扉の形状は建物によって様々で、取っ手を回して開くもの、ボタンを押して開くもの、レバー式のものなどがあります。

一部のマンションでは、電気メーターが玄関扉の上部に設置されている場合や、水道メーターが1階に集中設置されている場合もあります。

最近のマンションでは、給湯器と同じスペースにメーターボックスが設置されていることが多く、コンパクトに収納されています。

メーターボックス内での電気メーターの見分け方

メーターボックス内には、電気メーター以外にもガスメーターや水道メーターが設置されています。

電気メーターの見分け方として、各電力会社の専用ラベルシールが貼付されているかを確認してください。

ラベルには電力会社名や計器番号が記載されており、これが電気メーターである証拠となります。

他のメーターとの違いとして、電気メーターは液晶画面やデジタル表示があることが特徴的です。

ガスメーターは配管の接続部分が目立ち、水道メーターは蛇口のような止水栓が付いていることが多いです。

間違えやすいため、必ずラベルや計器番号を確認して、正しい電気メーターを特定することが重要です。

2.住宅タイプ別の電気メーター確認方法

2.住宅タイプ別の電気メーター確認方法

戸建て住宅での効率的な探し方

戸建て住宅で電気メーターを探す際は、まず電柱からの引込線を確認することから始めましょう。

引込線は電柱から建物へ向かって伸びている電線のことで、この線の終点付近に電気メーターが設置されています。

探索の手順として、まず建物の正面(道路側)から確認し、見つからない場合は側面、最後に裏側を確認してください。

玄関付近の外壁が最も一般的な設置場所なので、玄関周りを重点的に探してみてください。

メーターボックスに収納されている場合は、外壁に設置された四角い箱状の設備を探してください。

設置高さは1.8m~2.2mの範囲にあるため、大人の目線より少し高い位置を確認することがポイントです。

新築住宅の場合は、建築会社や不動産会社に設置場所を確認することも効果的な方法です。

集合住宅でのメーターボックスの開け方

集合住宅のメーターボックスは、扉の形状によって開け方が異なるため、まず取っ手の種類を確認しましょう。

回転式の取っ手の場合は、時計回りまたは反時計回りに回して開錠してください。

ボタン式の場合は、中央のボタンを押しながら扉を手前に引いて開けてください。

レバー式の場合は、レバーを上または下に動かして開錠し、扉を開けてください。

一部のメーターボックスには照明が設置されており、暗い場所でもメーターの確認ができるようになっています。

確認作業が終了したら、照明を消してから扉を確実に閉めることを忘れないでください。

扉が正しく閉まっていないと、雨水の侵入や設備の故障の原因となる可能性があります。

どれが自分の部屋のメーターかを特定する方法

集合住宅では複数のメーターが並んでいるため、自分の住戸のメーターを正しく特定することが重要です。

最も確実な方法は、メーター表面や側面に貼られている部屋番号のシールや記載を確認することです。

部屋番号の表示がない場合は、「無計量状態の確認」という方法を使用してください。

この方法では、住戸内の分電盤のメインブレーカーを落とし、電気が流れない状態にします。

スマートメーターの場合、「順動作」「逆動作」の両方に●が点灯しているメーターが、あなたの住戸のメーターです。

従来型メーターの場合は、円盤が回転していないメーターを探してください。

確認後は必ず分電盤のブレーカーを元に戻し、電気を復旧させることを忘れないでください。

3.電気メーターが見つからない時の対処法

3.電気メーターが見つからない時の対処法

建物の構造別に探すべき場所

建物の構造や築年数によって、電気メーターの設置場所には特徴的なパターンがあります。

古い建物の場合は、建物の裏側や側面の目立たない場所に設置されていることが多いです。

敷地内に専用の電柱(引込柱)がある場合は、その柱に電気メーターが設置されている可能性があります。

地下室がある建物では、地下への入り口付近に設置されることもあります。

二世帯住宅や店舗併用住宅の場合は、複数の電気メーターが設置されているため、住所や契約者名で区別してください。

外壁の色に合わせてメーターボックスの色が選択されている場合は、目立たないため見落としやすくなります。

建物の増改築が行われている場合は、従来とは異なる場所に移設されている可能性も考慮してください。

引っ越し先でメーターが分からない場合の対策

引っ越し先で電気メーターが見つからない場合は、まず賃貸契約書や売買契約書を確認してください。

不動産会社や管理会社に連絡し、電気メーターの設置場所について問い合わせることが効果的です。

計器番号を事前に確認している場合は、電力会社への手続きがスムーズに進みます。

物件の下見時に電気メーターを撮影しておくことで、後日の手続きで役立ちます。

新築物件の場合は、建築会社に電気メーターの設置場所や計器番号を確認してください。

集合住宅では、管理人や他の住民に設置場所を尋ねることも有効な方法です。

電気の使用開始手続きを急ぐ場合は、住所と建物の特徴を電力会社に伝えることで対応してもらえることがあります。

電力会社への問い合わせ方法

電気メーターが見つからない場合は、該当地域の電力会社に直接問い合わせを行ってください。

問い合わせの際は、住所、契約者名、建物の種類(戸建て・集合住宅)などの基本情報を準備してください。

計器番号が分かる場合は必ず伝えることで、迅速な対応が期待できます。

電力会社のカスタマーセンターは平日の営業時間内に対応しているため、時間を確認してから連絡してください。

緊急時(停電時など)は24時間対応の緊急連絡先も用意されています。

オンラインでの問い合わせフォームを利用することで、文書での記録も残せます。

電気の使用開始手続きと同時に設置場所の確認を依頼することで、効率的に手続きが進められます。

4.電気メーターの種類と見分け方のポイント

4.電気メーターの種類と見分け方のポイント

従来型(アナログ式)メーターの特徴

従来型の電気メーターは、内部にアラゴの円盤という回転する部品を持っています。

電気を使用すると円盤が回転し、その回転数に基づいて電気使用量が計測される仕組みです。

メーター正面には機械式のカウンターがあり、積算電力量が数字で表示されています。

表示は通常4~6桁の数字で、単位はkWh(キロワットアワー)となっています。

円盤の回転速度は電気使用量に比例するため、多くの電気を使うほど早く回転します。

「○○rev/kWh」という表示があり、これは1kWhあたりの円盤回転数を示しています。

機械式のため停電時でも数値が保持され、電源が不要であることが特徴です。

スマートメーターの見分け方

スマートメーターは液晶画面にデジタル表示されることが最大の特徴です。

従来型と異なり、円盤の回転はなく、電子的に電力量を計測しています。

10秒間隔で表示が切り替わり、電気使用量と売電量(太陽光発電がある場合)が交互に表示されます。

矢印表示のない画面が電気使用量、矢印表示のある画面が売電量を示しています。

通信機能を内蔵しており、30分ごとに電力使用量データを電力会社に自動送信します。

スマートメーターには内蔵ブレーカーがあり、電気の過使用時に約10秒で自動復旧する機能があります。

表示される数値は小数点まで読み取ることができ、より正確な計測が可能です。

計器番号の確認方法と重要性

計器番号は電気メーター正面に「No.」から始まる形で記載されています。

通常は3桁+4桁+3桁のアルファベットと数字の組み合わせで構成されています。

引っ越し時の電気使用開始手続きで必要となる重要な情報です。

特に新築住宅の場合、お客様番号がまだ発行されていないため、計器番号が住所の特定に役立ちます。

電力会社への問い合わせ時に計器番号を伝えることで、話がスムーズに進みます。

メーターの交換や点検作業の際にも使用される識別番号として機能します。

計器番号は各メーター固有の番号のため、住所だけでは特定できない場合の重要な手がかりとなります。

まとめ

この記事で紹介した電気メーターの見つけ方について、重要なポイントをまとめます。

・戸建て住宅では玄関付近の外壁、集合住宅では共用廊下のメーターボックス内に設置されている
・電柱からの引込線をたどることで、戸建て住宅の電気メーターを効率的に見つけられる
・集合住宅では部屋番号の表示や無計量状態の確認で自分のメーターを特定できる
・メーターボックス内では電力会社のラベルシールで電気メーターを見分けることができる
・従来型は円盤回転式、スマートメーターは液晶デジタル表示で区別できる
・計器番号は引っ越し手続きや電力会社への問い合わせで重要な情報となる
・見つからない場合は不動産会社や電力会社に問い合わせることが効果的である
・建物の構造や築年数によって設置場所のパターンに特徴がある

電気メーターの場所を把握しておくことで、引っ越し時の手続きや緊急時の対応がスムーズになります。この記事の情報を活用して、安心して電気を利用できる環境を整えてくださいね。

関連サイト

・経済産業省 資源エネルギー庁(スマートメーターに関する政策情報)
・一般社団法人 日本電気計器検定所(電気メーターの検定に関する情報)

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