大学生の一人暮らし割合とは?最新データと地域別・学年別の実態を徹底解説
あなたは「大学生になったら一人暮らししたいけど、実際どのくらいの人がしているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?結論、大学生全体では約半数が一人暮らしをしていますが、国公立と私立で大きく割合が異なります。この記事を読むことで大学生の一人暮らしの実態や費用、メリット・デメリットがわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.大学生の一人暮らし割合の最新データ

全体の一人暮らし割合は約50%
日本学生支援機構が発表した「令和4年度学生生活調査」によると、下宿やアパートから通う大学生の割合は約48.1%となっています。
これに学生寮の約5.5%を加えると、全体の約半数以上の大学生が実家以外から通学していることがわかります。
つまり大学生の2人に1人は何らかの形で親元を離れて生活しているという計算になります。
一方で実家から通う学生は約46.4%となっており、実家暮らしと一人暮らしがほぼ同じ割合で拮抗しているのが現状です。
大学進学をきっかけに一人暮らしを始める学生は決して少なくありません。
国公立大学と私立大学の一人暮らし割合の違い
実は大学の種類によって一人暮らしの割合は大きく異なります。
国立大学では約60.4%、公立大学では約55.2%の学生が一人暮らしをしている一方で、私立大学では約28.6%にとどまっています。
これは国公立大学の数が私立大学よりも少なく、地方に点在していることが主な理由です。
国公立大学に進学する場合、自宅から通える範囲に大学がないケースが多いため、必然的に一人暮らしを選択する学生が増えます。
一方で私立大学は全国に数多く存在し、特に都市部に集中しているため、自宅から通学できる学生の割合が高くなっています。
また私立大学は学費が高いため、家賃を節約するために実家から通う学生が多いことも要因の一つです。
男女別の一人暮らし割合の比較
男女別で見ると、男性が約55%、女性が約61%の割合で一人暮らしをしています。
意外にも女性の方がやや多く一人暮らしを選んでいる傾向にあります。
これは女性の方が防犯面や設備面にこだわって物件を選ぶため、結果的に大学近くの物件を選択するケースが多いことが関係していると考えられます。
また女性の場合、オートロックやバストイレ別、宅配ボックスなど安全面や衛生面での条件を重視するため、都市部の大学近くに住む傾向があります。
ただし男女で大きな差があるわけではなく、おおむね6:4の割合で実家暮らしと一人暮らしに分かれているという状況です。
学年別の一人暮らし状況
学年が上がるにつれて一人暮らしの割合がどう変化するかは、大学によって異なります。
一般的に1年生から4年生まで同じキャンパスで学ぶ大学では、学年による居住形態の変化はあまり見られません。
しかしキャンパスが移動する大学では、2年生や3年生のタイミングで一人暮らしを始める学生が増える傾向にあります。
例えば1・2年生は郊外のキャンパス、3・4年生は都心のキャンパスというケースでは、キャンパス移動を機に引っ越しを検討する学生が多くなります。
また大学生活に慣れてきた2年生以降に、「通学時間がもったいない」と感じて一人暮らしを始める学生も一定数存在します。
2.大学生が一人暮らしを選ぶ理由と背景

実家からの通学時間が一人暮らしの判断基準
実家から大学までの通学時間は、一人暮らしをするかどうかの重要な判断基準となります。
日本学生支援機構の調査によると、実家から通学する学生の通学時間は片道平均で約1時間強となっています。
多くの学生は片道30分から120分の範囲で通学しており、この範囲内であれば実家から通うことを選択する傾向があります。
しかし片道2時間を超える通学時間となると、往復で4時間以上を移動に費やすことになり、学業やサークル活動に支障をきたす可能性があります。
そのため通学時間が2時間を超える場合は、一人暮らしを真剣に検討する学生が増えます。
大学の立地と一人暮らし割合の関係
大学が都市部にあるか地方にあるかによっても、一人暮らしの割合は大きく変わります。
東京や大阪などの大都市圏にある大学では、実家から通える範囲に住んでいる学生が多いため、一人暮らしの割合は低めになります。
一方で地方の国公立大学では、県外や遠方から進学してくる学生が多いため、一人暮らしの割合が6割を超えるケースも珍しくありません。
また同じ都市部でも、郊外のキャンパスか都心のキャンパスかによって通学の利便性が変わるため、一人暮らしの選択に影響します。
大学の立地は一人暮らしを決める上で最も重要な要素の一つと言えるでしょう。
学生寮と一人暮らしの選択肢
大学によっては学生寮が用意されているケースもあります。
調査によると学生寮を利用している学生は全体の約5.5%から6.1%程度となっています。
学生寮は家賃が安く、食事付きの場合も多いため、経済的な負担を抑えたい学生にとって魅力的な選択肢です。
また同じ大学の学生が集まるため、友人を作りやすい環境でもあります。
ただしプライバシーが制限されることや、門限や規則があるケースもあるため、自由な生活を求める学生には向いていない場合もあります。
経済的な理由で実家暮らしを選ぶケース
私立大学に通う学生の多くが実家暮らしを選ぶ背景には、経済的な理由があります。
私立大学の学費は国公立大学に比べて高く、年間100万円以上の差が出ることも珍しくありません。
そこに家賃や生活費が加わると、年間の支出が200万円を超えてしまうケースが多くなります。
この「年間支出200万円の壁」が、一人暮らしをするかどうかの判断基準となっています。
家庭の経済状況によっては、通学時間が長くても実家から通うことを選択せざるを得ない学生も少なくありません。
3.大学生の一人暮らしにかかる費用

一人暮らしの初期費用の目安
一人暮らしを始めるには、まず初期費用が必要になります。
賃貸物件を契約する際の初期費用は、家賃の4〜5ヶ月分が目安となります。
例えば家賃が5万円の物件であれば、初期費用は約25万円程度を見込んでおく必要があります。
初期費用の内訳には、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などが含まれます。
さらに引越し費用や家具・家電の購入費用として、10万円から30万円程度が追加で必要になります。
合計すると、一人暮らしを始めるには少なくとも40万円から70万円程度の資金が必要になります。
毎月の生活費の内訳と平均額
全国大学生活協同組合連合会の調査によると、一人暮らしの大学生の月々の生活費は平均約12.8万円となっています。
その内訳は、住居費が約5.6万円と最も大きな割合を占めています。
次いで食費が約2.6万円、その他の日用品や交際費などで約3万円程度となっています。
ただしこれは全国平均であり、一都三県では平均約14.3万円と、地域によって差があります。
水道光熱費は月平均約1.3万円程度ですが、夏や冬の冷暖房使用時期には電気代が跳ね上がることがあるため注意が必要です。
家賃の相場と地域別の違い
家賃は地域によって大きく異なります。
全国平均では約5.3万円程度となっていますが、東京都内では6万円以上が一般的です。
一方で東海3県(愛知・岐阜・三重)では約4万円と、比較的安価に一人暮らしができます。
名古屋市内でも約4.3万円程度で物件を見つけることができるため、東京や大阪と比べて経済的な負担が少なくなります。
大学生の場合はワンルームや1Kの間取りが一般的で、全体の約8割以上がこの間取りを選んでいます。
家賃を抑えるためには、大学から少し離れた場所や築年数が経過した物件を検討することも一つの方法です。
仕送りとアルバイト収入のバランス
一人暮らしの大学生の収入源は、仕送りとアルバイトが主となります。
調査によると、仕送り金額の平均は約7万円となっています。
ただし44.8%の学生が仕送り0円と回答しており、仕送りに頼らずアルバイトで生活費を賄っている学生も多くいます。
アルバイト収入の平均は月3.6万円程度で、3万円未満が24%と最も多くなっています。
仕送りとアルバイトを合わせて、月10万円から11万円程度の収入で生活している学生が一般的です。
家賃を親が負担し、その他の生活費を自分のアルバイト代で賄うというケースも多く見られます。
国公立と私立で異なる年間支出額
国公立大学と私立大学では、学費の差が年間支出に大きく影響します。
国立大学の自宅生と私立大学の自宅生では、年間の生活費に約1.6倍の差があります。
さらに国立大学の自宅生と私立大学の一人暮らし学生を比較すると、なんと2.29倍もの差が出ています。
私立大学で一人暮らしをすると年間支出が200万円を超えるケースが多く、これが大きな負担となります。
そのため私立大学生の多くは、経済的な理由から実家暮らしを選択する傾向があります。
一人暮らしを検討する際は、学費と生活費を合わせた総額をしっかり計算することが重要です。
4.一人暮らしと実家暮らしのメリット・デメリット

一人暮らしで得られる自由と成長
一人暮らしの最大のメリットは、何と言っても自由な生活ができることです。
寝る時間も起きる時間も自分で決められ、門限を気にせず友人と遊んだり夜遅くまで勉強したりできます。
また通学時間が短縮できるため、その分を勉強やサークル活動、アルバイトに充てることができます。
一人暮らしをすることで、料理・洗濯・掃除などの家事スキルが自然と身につきます。
さらにお金の管理能力や問題解決能力も養われ、社会人になる前に自立した生活スキルを習得できます。
責任感や自己管理能力が向上するため、人間としての成長につながる貴重な経験となります。
実家暮らしの経済的メリット
実家暮らしの最大のメリットは、経済的な負担が少ないことです。
家賃や水道光熱費がかからないため、その分を学費や将来のための貯金に回せます。
また栄養バランスの取れた食事を家族が用意してくれるため、健康面でも安心です。
家事の負担がないため、その時間を勉強やアルバイトに充てることができます。
風邪を引いたり体調を崩したときも、家族に看病してもらえる安心感があります。
経済的に余裕がない家庭の場合、実家から通うことで年間数十万円から100万円以上の節約になります。
一人暮らしで直面する困難と対処法
一人暮らしには困難な面もあります。
最も大きなデメリットは経済的な負担で、家賃や生活費の管理が大変です。
家事をすべて自分でこなさなければならないため、慣れないうちは時間と労力がかかります。
また親元を離れることで孤独感や寂しさを感じる学生も少なくありません。
生活リズムが乱れやすく、自己管理ができないと健康を害する可能性もあります。
これらの困難を乗り越えるには、事前に家事の知識を身につけておくことが大切です。
完璧を目指さず、できる範囲で少しずつ慣れていく姿勢が重要です。
生活スタイルに合わせた選択のポイント
一人暮らしをするべきかどうかは、個人の状況や価値観によって異なります。
通学時間が片道2時間を超える場合は、一人暮らしを真剣に検討する価値があります。
年間支出が200万円を超えるかどうかを一つの判断基準にすると良いでしょう。
家庭の経済状況をよく考え、無理のない範囲で選択することが大切です。
奨学金を利用する場合は、将来の返済計画もしっかり立てておく必要があります。
一人暮らしを始めるなら、アルバイトと学業のバランスをよく考えることも重要です。
まとめ
- 大学生全体では約半数が一人暮らしをしているが、国公立大学では約6割、私立大学では約3割と大きな差がある
- 実家からの通学時間が片道2時間を超える場合、一人暮らしを検討する学生が増える傾向にある
- 一人暮らしの初期費用は40万円から70万円程度、毎月の生活費は平均約12.8万円が必要
- 年間支出が200万円を超えるかどうかが、一人暮らしを決める重要な判断基準となる
- 一人暮らしは自由と成長の機会を得られる一方、経済的負担や家事の大変さというデメリットもある
- 仕送りとアルバイトを合わせて月10万円から11万円程度の収入で生活している学生が一般的
- 家賃は地域によって大きく異なり、東京では6万円以上、東海3県では4万円程度が相場
- 一人暮らしをするかどうかは、通学時間・経済状況・個人の価値観を総合的に考えて判断することが大切
- 国公立大学は地方に点在しているため、県外から進学する学生が多く一人暮らしの割合が高い
- 一人暮らしを通じて家事スキルやお金の管理能力が身につき、社会人になる前の貴重な経験となる
一人暮らしをするかどうかは人生の大きな決断です。経済面だけでなく、自分の成長や学生生活の充実度も考慮して、最適な選択をしてくださいね。
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